「同一労働同一賃金」に関する議論が盛んになってきています。
しかし、「同一労働同一賃金」って言葉は危険ですね。
しっかりと「同一価値労働同一賃金」としておく必要があると思います。

ちなみに、医療や介護は「 同一労働同一賃金」です。
どんな名医だろうが、1年目の医者だろうが初診料は「282点」、再診料は「72点」と決まっています。
また手術もすべて点数は決まっています。
1回で診断出来る医者よりも、2回3回と回数を重ねた医者の方が診察代はたくさん入ってくる訳です。

では、実際にそんなことをしている医者はいるか?と問われると、そんな手間のかかることはしたくないので、いないと言っても良いでしょう。
患者さんは次から次へとやってくるので、少しでも診察を減らしたいのが本音です。
儲かっていないRicoにゃん先生のようなところではやっているでしょうが・・・。
Ricoにゃん先生 

よって、「同一労働同一賃金」という概念は耳障りは良いでしょうが、生産性が向上するどころか低下する可能性もあります。
プチ共産主義のようなものでしょう。
しかし、非正規の方から見たときに、「正社員と同じことしてるのに給料がこんなに違うなんて・・・」という事実もあるでしょうし、バランスが大事だと思います。
ただ、何かあった時に責任を取れるのは一部の社員なので、「成果」だけでなく「責任」も給与に反映されていることは認識する必要があるでしょう。

しかし、「責任」というのは有事の話なので、平時には分かりにくいです。
なので、日本では給料に反映されず責任だけ押し付けられるということが目に見えています。
結局、この話は労働者の締め付けに繋がる話だと思うので、非正規の方も直情的に賛成するのではなく、一拍置いて考えるのが良いでしょう。
読んでいただきありがとうございます。クリックで応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村